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2015-06-06 スリランカで感じること(その2)

[ロングステイ] スリランカはどうすれば開発途上国から先進国へなれるのか

東南アジア、南アジアの開発途上国は多い。スリランカもそのひとつである。若いインストラクターがよく私に質問してくるのは、「日本は先進国"Developed country)、スリランカは開発途上国"Developping country"だけど、その違いはどこにあるのか」と。

やや唐突な質問に我々日本人は答えに困る。けれども、最近の日本のテレビで「戦後、日本はいかにして高度成長を成し遂げたか」の番組を見て、その答えらしきものを得たような気がする。

戦後における日本の重要な判断とその根拠

日本は戦争中、戦争に使用する戦艦、戦闘機、戦車、武器など、所謂重工業に関する研究から設計、製作まで全てを国内で賄って来た。戦争の善し悪しは別として、その技術者は国のため全力を尽くし戦争を支え続けて来た。

終戦を迎え、日本が重工業を目指し、復興して行ったのはこの基礎となる技術があったからだと言える。日本人は勤勉で日本のために一生懸命に働き、幸運にも朝鮮動乱などの外的要因も重なり、大きな経済成長を果たすことが出来た。

スリランカに欠乏している重要な判断

スリランカが開発途上国のままでいるのは、優秀な人材が国のために働いていない。海外で外国企業のために働いていることが大きな要因だと考えられる。スリランカで優秀な成績を収めた技術者は海外でその技術を発揮し、海外から収入を得ることで満足する図式になっている。

医者、弁護士は国内でもやっていけるが、スリランカには工業が(特に重工業が)ないので、仕事を見付けにくい。また見つけても付加価値の低い工業では、自己能力を発揮するには不十分で、高収入が期待出来ない。

スリランカにまず重工業を誘致して工業立国を果たすべきだと考える。そうすることで、国内に多くの新しい工業や産業が生まれ、多くの優秀な人材が必要となる。工業製品の輸出とともに、国の体質も輸出による生産量の増大、雇用の拡大が期待され、タイやマレーシアのような工業国になることが

期待できる。

スリランカでは、学生はまずいい学校を出て、金になる弁護士、医者を目指し、現状の社会で裕福な人生を送りたいと考えている。医者、弁護士を目指さない他の学生は、技術者になり、海外企業で働き、収入の一部を仕送りして家族を養う。定年になってこの国に帰って来て余生を送ると言うのが

パターンとなっている。これではいつまでたっても開発途上国から脱皮できない。

これは、全く個人の問題ではなく、国の政策の問題であるが、先の大統領はそんなことが分るほどの緻密な考えはないように思われる。現大統領のマイティリパーラ・シリセーナに期待したいところである。


2015-06-25 スリランカビザの延長(Visa Extension)

[ロングステイ] スリランカのビザの仕組み

スリランカへの入国にはビザが必要であるが、下記のWEBサイトで簡単に取得できる。
http://www.eta.gov.lk
最初に与えられるのは、30日のビジットビザである。これを超す場合は2か月延長が可能である。その後、更に3か月の延長で、最大6か月まで延長が可能となる。 しかしながら、最初の2か月延長はほぼ問題なく許可されるが、次の3か月延長は簡単には行かない。 最初の2か月延長時、イミグレーションで「次の3か月延長は可能か」と切出したところ、「難しい、一旦出国し、レジデンスビザを取得した方が良い」と返事があった。 そして、昨日延長申請に行ったところ、案の定「3か月延長は認められない」と突き返された。 当方の説明もなく、また椅子に座る間もなく、追い返された格好だ。あまりの素早い判断に少し戸惑いと驚きがあり、何も言えず、その場を去った。 そして、次の日、再度申込書を記入し、チャレンジ。「私はここでボランティアをしている」と切出した。すると、「この国のために貢献してくれているんだね。それで誰かの推薦状はあるのか?」と聞かれ、「学校からレターをもらっています」と添付書類を見せたところ、「OK、今回3か月上げよう。でもこの後は出来ない」と言われ、書類は受理された。 つまり、最初の延長では2か月は誰でもほぼ問題なく許可されるが、次の3か月延長は、コントローラの判断によるため、一概には言えない。それなりのValid Reasonが必要で、場合により誰か(国の組織の上層部の人)の推薦状などがあれば、なんとかなりそうだ。それも一度ではだめかも知れないので、諦めず、根気よく通う必要もある。

2015-06-26 スリランカ人の常識レベルはかなりひどい

[ロングステイ] スリランカ人の意識の低さにあきれる

スリランカに来て9か月になりますが、次第にこの国の嫌な面が目について来ました。スリランカの歴史・文化などについて、仏教国らしい良い点が多くある中、それ以上に日常生活で感じる問題点も多く目につきます。道路にゴミを捨てたり、唾を吐いたりするのは日常茶飯事、野良犬やカラスへの餌やり、親子そろっての信号無視、ドライバーのマナーの悪さ、約束を守らない、時間にルーズ、等々。

日本でも一部の人には当てはまることもあるのですが、この国では、7~8割の人にこの意識の低さを感じます。

ある人は「郷に入らば郷に従え」と、スリランカの現状を受入れろと言ったり、「そんなに嫌なら日本に帰ったら」と、不平不満は聞きたくないと言ったりします。しかしながら、我々日本人の常識から見ておかしいところは、素直に伝えた方が彼らのためになると思うのでついつい言ってしまいます。

しかし、これがスリランカ人の常識なので、ボランティアとしては、そのような環境・条件を全て受入れて当初の目的を達成するべきなのでしょう。


2015-06-27 アパートメントの欠陥(Ben and Nancy Tower in Wellawatta)

[ロングステイ] 雨が降るとアパートメントは洪水に

このアパートメントの欠陥は数あるが、これには参った。夜中、突然の雨と強風。気が付くと台所が浸水。
動画:雨水が台所に入る
そして、寝室も大変なことに。
動画:寝室も水浸し
サッシから水が抜けない構造。
エアロックでベランダの水はドレン出来ない。
雨水はベッドルームからリビングまで流れ、浸水した。
このサッシは中国製で構造に問題があるが、ドア、および窓の取付け方にも問題がある。日本ではこんな方法を取らないが、スリランカでは、まだ経験も浅く、施工技術が追い付いていないので、こんなことに。